神経ブロックによる痛みの治療
神経ブロックとは、麻酔を用いて痛みを緩和させる治療法です。
神経ブロックには主に
- 仙骨硬膜外ブロック
- トリガーポイント注射
- ハイドロリリース注射
4つの種類があり、痛みの症状によってこれらを選択します。
仙骨硬膜外ブロック
硬膜外麻酔と同様の方法で行う方法です。硬膜は脊髄を取り囲んでいる一番外側の膜で、硬膜と黄色靭帯との隙間のことを硬膜外腔と言い、ここに局所麻酔薬などを注入します。腰痛や脚の痛み・しびれのひどい方に行います。
トリガーポイント注射
筋肉などにある痛みのポイント(圧痛点)に直接、局所麻酔薬などを注射する方法です。
一般的な麻酔注射のイメージです。
ハイドロリリース注射
生理食塩水やヒアルロン酸を筋肉などに挟まれ引っ張られている神経周囲に流し込み、神経周囲に空間を作り引っ張られなくなることにより、神経の動きを良くすることで、神経の牽引(牽引性神経障害)を解除する方法です。副作用や痛みがほぼ無く、負担が極めて軽い方法と言えます。